CBD(カンナビジオール)
CBDは、カンナビス(麻)に含まれる主要な成分の中で2番目に多く含まれる化合物です。カンナビスには、さまざまなカンナビノイドが含まれています。多くの人が聞いたことのあるカンナビノイドとして、THCがあります。THCは、カンナビスを摂取した際に「ハイ」な状態を引き起こす成分です。
一方で、CBD(カンナビジオール)は「ハイ」になることはありません。むしろ、CBDにはリラックスや抗不安の効果があるといわれています。これは、CBDがTHCとは全く逆の作用を持つことを意味します。また、多くの研究から、CBDはTHCや他の依存性麻薬による酩酊効果を軽減する働きがあるとも示唆されており、ドラッグの患者を治療するための活用が研究されています。


CBDa(カンナビジオール酸)
CBDやTHCが自然界で最も一般的に存在する形は、それぞれの酸性形態であるCBDaとTHCaです。生のTHCaには精神作用はありませんが、加熱されてTHCに変化することで精神作用を持つようになります。
私たちEndocaでは、CBDaを含むオイルは、CBDのみを含むオイルよりも効果的であると信じています。
CBDの基礎知識
カンナビス(麻)には大きく分けて、THCを多く含む「マリファナ」と、THCがほとんど含まれずCBDが多く含まれる「ヘンプ」があります。
CBDは、カンナビスに含まれる化合物の一種で、カンナビノイドと呼ばれる成分です。実際、カンナビスには100種類以上のカンナビノイドが含まれており、その中で最もよく知られているのがTHCです。THCは、「ハイ」な状態を引き起こす成分です。
反対に、CBDには精神作用がないため、陶酔感や「ハイ」な感覚を引き起こすことはありません。
現在、カンナビス(主にマリファナ)はスケジュール1(規制物質第1分類)に分類されており、多くの国で違法とされています。これは、医療的価値よりも”乱用のリスク”が高いとされているためです。
一方で、ヘンプ(低THC・高CBDの品種のカンナビス)は合法とされている国も多く存在します。そのため、市場に出回っている多くのCBDオイルはヘンプ由来のものです。


CBDはどのように作用するのか?
CBDが1940年代に発見された当初、科学者たちはCBDが体にほとんど影響を与えないと考えていました。当時の研究の主な焦点は、THCの薬理学に関するものでした。しかし、1990年代にラファエル・メシュラム教授(一般的にカンナビス研究の祖として知られる)率いる研究チームが、エンドカンナビノイドシステム(ECS)として知られるシステムを発見したことで、この認識は大きく変わりました。
エンドカンナビノイドシステム(ECS)は、体内のすべての細胞に存在する受容体部位と、エンドカンナビノイドと呼ばれるカンナビス様化学物質からなる広範な通信ネットワークです。このシステムは、体と心のバランスを保つための恒常性調節器として知られています。
ECSを「調光スイッチ」とイメージしてください。活動を増減させながら、均衡が保たれるように調整します。このバランスが取れた状態こそが、最適な健康のための理想的な環境です。THCはこのシステムを活性化することが知られており、脳や中枢神経系の受容体にほぼ完全に適合し、さらに免疫系や腸内の受容体も部分的に活性化します。
一方で、科学者たちは、CBDがエンドカンナビノイドシステムに間接的な形で影響を与えると考えています。研究では、CBDがアナンダミド(「幸福分子」とも呼ばれる主要なエンドカンナビノイド)を分解する酵素を阻害することが観察されています。これにより、CBDを摂取することでアナンダミドが体内に長く留まり、ECSをサポートし強化する可能性があると考えられています。
CBDの作用は
これだけではありません
CBDの作用経路はここで終わりではありません。現在では、CBDがエンドカンナビノイド以外の多くの受容体を活性化することが分かっており、これがCBDが多様な効果を持つ理由を説明している可能性があります。これまでに科学者が発見したCBDの作用には、以下が含まれます
- TRPV-1受容体に結合
痛みの感覚、炎症、体温を調節するとされる受容体を媒介します。 - 5-HT1A(ヒドロキシトリプタミン)セロトニン受容体を直接活性化
抗うつ作用や抗不安作用をもたらします。また、CBDはアデノシン受容体も活性化するため、この効果がさらに強化される可能性があります。 - ペルオキシソーム増殖因子活性化型受容体(PPAR)を活性化
癌細胞の増殖を抑える可能性があると考えられています。 - 孤児受容体GPR55のシグナルを阻害
骨の再吸収を減少させる作用があるかもしれません。


自分に合ったCBD製品の選び方
CBD製品を選ぶ際は、個人の好みが重要なポイントになることが多いです
- CBDオイルドロップ
徐々に摂取量を増やしながら調整したい人に便利です。 - CBDカプセル
ヘンプ特有の強い味を避けたい人におすすめです。 - CBDペースト
植物のワックスなど、通常除去される成分を含むフィルター処理が少ない形状です。 - CBD坐剤
吸収率が高く、飲み込みが難しい人に適しています(日本では未販売) - CBDチューインガム
外出先で目立たずに摂取できる便利な方法です。
さらに詳しい情報が知りたい場合は、「CBDオイルの摂取方法」に関するガイドもご覧ください!